ローヤルゼリーの豆知識

ローヤルゼリーとはちみつの違い

健康食品の代名詞のひとつでもあるローヤルゼリー。
ミツバチがつくることから、ハチミツの高級品がローヤルゼリーというイメージを持っている人も、もしかしたら少なくないかもしれません。

はちみつの成分は、そのほとんどが糖類です。
ブドウ糖と果糖、それにショ糖とオリゴ糖です。これらの糖類をのぞけば、わずかのビタミンとミネラル、酵素やアミノ酸などで出来ています。

ミツバチ達が一生懸命に花の蜜や花粉を集めては巣の中に持ち帰り、加工して貯蔵するのが、はちみつなのです。
見た目に関しては、あのとても美味しそうな黄金色を、スーパーや食卓など様々なところで見かけたことがあるでしょう。

一方のローヤルゼリーは、まず見た目からして違います。
ローヤルゼリーは白くて少し粘度のある、淡い黄色のクリーム状になっています。材料は、はちみつと同じでミツバチが集めた花の蜜と花粉なのですが、その後の製造工程が違うのです。

集めた花の蜜や花粉を食べた後、腸の中で他の成分と合成し、さらに頭にある咽頭線という分泌線から分泌させたものがローヤルゼリーなのです。

そして、用途も全く違います。
はちみつがミツバチ達の食料なのに対し、ローヤルゼリーは女王蜂にしか食べることが許されない献上食であり特別食です。

味についても、甘くておいしいはちみつとは違い、糖分が10%程しか含まれていないローヤルゼリーは酸味と渋みのある実に独特の味となっています。

ちなみに、その酸味の正体はデセン酸という成分です。このデセン酸ですがはちみつに含まれていないのはもちろん、ローヤルゼリーにしか含まれていない特有の成分です。
デセン酸の含有量がローヤルゼリーの品質の基準になるほど重要な成分で、非常にすぐれた健康効果をもつ栄養成分なのです。

また、デセン酸以外にもビタミンやミネラル、アミノ酸など実に40種類もの成分がローヤルゼリーには含まれています。

女王蜂が体長も寿命もミツバチ達より遥かに優れているのは、ローヤルゼリーの栄養成分によるもので、女王蜂も元々はミツバチと同じ体なのです。
ちなみに体長はミツバチの2倍以上、寿命は30倍にもなります。

見た目も味も、作られ方も違うローヤルゼリーとはちみつですが、最も大きな違いは含まれている栄養成分の種類と量でしょう。

女王蜂だけに食べることが許されるローヤルゼリーが持つ、非常に優れた栄養成分と健康効果、あなたの健康習慣にもとりいれてみてはいかがでしょう。

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